使用のレザーについて
おすすめレザー紹介
革につきましては、国内外を合わせると相当数のタンナーが存在し、卸業者を通じて入手できる種類も膨大な数になります。
以下は、そんな多数の革の中でも弊社が使用しているおすすめの牛革を掲載します。
パターンオーダーの際は、下記の革からお選びいただくか、どういった風合いや色合いの革がご希望かをお伝えください。
また、牛革に限らず、クロコダイルやオーストリッチ、コードバンといった特殊な皮革にも対応できますので、遠慮なくご相談ください。
※使用する皮革により大幅に価格変動する場合がございますので、予めご注意ください。
- 「クリスペル・ボックス・カーフ」
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タンナー:LUDWIG PERLINGER GmbH (ドイツ) ペリンガー社
原皮:ドイツ・ポーランド 部位:丸革
特徴:型押し、セミアニリン仕上げ、色止め加工
生後6ヶ月以内の子牛から採取した革をカーフと呼びます。繊細で柔らかく、肌目が美しいのが特徴です。その中から厳選された最高の原皮をさらに選び出し使用しています。 上質な原皮にクローム鞣しを施し「水シボ型押し」を施した革が 「クリスペル・ボックス・カーフ」です。 その表情は、均一性が取れ、美しく輝き、上質感・高級感溢れる仕上りとなっております。
- 「ドイツシュリンク」
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タンナー:LUDWIG PERLINGER GmbH (ドイツ) ペリンガー社
原皮:ドイツ・ポーランド 部位:丸革
特徴:シュリンク、セミアニリン仕上げ、色止め加工
ペリンガー社の技術から生み出されるこの商品は、もっちりとした感触とふっくらとした表情と凹凸(シボ)が特徴です。シュリンクレザーですので薬品により革を収縮させております。 通常のスムースレザーに比べておおよそ20%~30%革が縮んでおり、その分高価な革となります。 この素材は元々、ヨーロッパのスーパーブランドが要求する基準に従い開発された革ですので、 素晴らしい染色技術とヨーロッパの革には珍しく色止め加工が施されています。
- 「ノブレッサカーフ」
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タンナー:LUDWIG PERLINGER GmbH (ドイツ) ペリンガー社
原皮:ドイツ 部位:丸革
特徴:型押し、セミアニリン仕上げ、色止め加工)
生後6ヶ月以内の子牛から採取した革をカーフと呼びます。繊細で柔らかく、肌目が美しいのが特徴です。その中でも上質な原皮を使用し伝統の技術力で鞣した最上革にあえて型押しを施した「最上級型押し革」が ノブレッサカーフです。 通常型押しを施すとどの革も固くなりますが、この革は柔らかさを残しつつ型崩れを起こさない様 絶妙なバランスで作られております。また、「頭張り」と呼ばれるひと手間を加え、ツートンカラーになっているのも手の込んだ仕上げです。 この素材は元々、ヨーロッパのスーパーブランドが要求する基準に従い開発された革ですので、 素晴らしい染色技術とヨーロッパの革には珍しく色止め加工が施されています。
- 「ブッテーロ」
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タンナー:CONOERIA WALPIER (イタリア) ワルピエール社
原皮:フランス 部位:ショルダー
特徴:ベジタブル タンニン鞣し 、染料仕上げ※ターコイズ:セミアニリン仕上げ 白:顔料仕上げ
薄化粧仕上げのためキズやトラなどは隠れにくい反面、革本来の自然で素朴な表情と透明感のある美しさを持ち合わせているため、それらを”味”として製品に活かすことで唯一無二の個性ある表情を醸し出します。使い込むほどに艶が上がり、色濃く変化していく表情や、イタリアならではのナチュラル感溢れる色使いは秀逸です。また、この素材は堅牢で可塑性に富む素材のため、長期使用にも耐え、末永く“「天然素材」としての「革」”ならではの経年変化を楽しむことができます。
- 「ブライドル ダブルバッツ」
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タンナー:J&E Sedgwick&Co、.Ltd (イギリス) セジュイック社
部位:ダブルバッツ
皮の部位の中でも、もっとも繊維密度が高く、皮厚もある、原皮ではもっとも高い部位:ダブルバッツを使用。
特徴:ベジタブル タンニン鞣し、染料仕上げ、ロウ引き仕上げ
この素材は、騎手の安全を守るため、高い耐久性・堅牢度を追求し作られました。 吟面を非常に高い技術力で擦り上げ(擦り過ぎると銀面が本来持っている強度を損ないます)、蜜蝋を含んだ特殊なオイルを何度も塗り込むことで、独特の表情となります。白く粉吹いて(ブルーム)いるように見えるのはその成分です。ブルームは使ううちに、白さが抜け艶やかな光沢へと変化します。
また、通常堅牢度を求め過ぎると、固すぎて革が 割れてしまう問題がありますが、吟面のみに油分を多く含ませることでしなやかさを与え解決しました。現在の防水技術とは異なる、古来雨の多いイギリスならではの防水・防湿効果のある革です。
- 「ブライドル ショルダー」
- タンナー:J&E Sedgwick&Co、.Ltd (イギリス) セジュイック社
部位:ショルダー
特徴:ベジタブル タンニン鞣し、染料仕上げ、ロウ引き仕上げ
この素材は、騎手の安全を守るため、高い耐久性・堅牢度を追求し作られました。 銀面を非常に高い技術力で擦り上げ(擦り過ぎると銀面が本来持っている強度を損ないます)、蜜蝋を含んだ特殊なオイルを何度も塗り込むことで、独特の表情となります。 白く粉吹いて(ブルーム)いるように見えるのはその成分です。ブルームは使ううちに、白さが抜け艶やかな光沢へと変化します。
また、通常堅牢度を求め過ぎると、固すぎて革が割れてしまう問題がありますが、吟面のみに油分を多く含ませることでしなやかさを与え解決しました。現在の防水技術とは異なる、古来雨の多いイギリスならではの防水・防湿効果のある革です。
- 「イドロアリゾナ」
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タンナー:CONOERIA La Bretagne (イタリア) ラ・ブレターニャ社
原皮:フランス 部位:ショルダー
特徴:ベジタブル タンニン鞣し 、染料仕上げ
植物タンニン鞣し専門の老舗タンナーが、植物タンニンだけを使って仕上げた撥水性能のあるレザーです。フルタンニンレザーでありながら、適度な柔らかさとシボ感があり、光沢も控えめなので全体的にしっとりとした印象を受けます。もちろん、植物タンニンレザーの醍醐味である経年変化も味わっていただけます。革の表面に垂らされた水滴が20時間もその形状を保つほどの撥水力で、天候を気にせず革バッグを持ちたいという方には特におすすめです。(実施検査:水滴に対する堅牢度試験(UNI EN ISO 15700-2000)など ※タンナー発表による)
タンナー紹介
タンナーとは原皮に鞣し加工を施し、革に加工する人や会社のことを言います。革を鞣すは英語で「tan(タン)」。タンを行う人ということでタンナーというのが名前の由来です。
- 『LUDWIG PERLINGER GmbH (ドイツ) ペリンガー社』
- 古くは1600年代から革鞣しをはじめ、1864年オ-ガスト・ペリンガーがクローム鞣しを 取り入れ、現在はドイツにおいて唯一のカーフ専門のクローム鞣し技術を持つ、 世界でも希少なタンナーです。スーパーブランドも認め、取引している。(エルメス、 ビトン、グッチ、プラダ、ジョン・ロブ等)
・原皮へのこだわり:使用する原皮が「何を食べて育ったのか?」という点に至るまで
・鞣しのこだわり:通常クローム鞣しは短期間に鞣せる技術ですが、ウエットブルーを 作るだけに8日間かけ、エイジングさせることにより皮革内のph濃度を均一にすることにより、 完成革のブレを極力なくすよう、常に最上の革作りを目指しています。
・環境へのこだわり: 環境に厳しいヨーロッパにおいて、多額の費用をかけ排水処理施設や焼却炉を完備し、環境に配慮した優良な企業です。
- 『CONOERIA WALPIER (イタリア) ワルピエール社』
- 革の本場イタリアの老舗タンナー。イタリア植物タンニン鞣し協会が認める、古典的な植物タンニン鞣し製法で革を仕上げている
- 『CONOERIA La Bretagne (イタリア) ラ・ブレターニャ社』
- イタリア・トスカーナの老舗タンナー。イタリア植物タンニン鞣し協会認定。植物タンニンのみで鞣した雌牛の革「バッケッタ」分野のリーディングカンパニー。
- 『J&E Sedgwick&Co、.Ltd (イギリス) セジュイック社』
- 1900年設立。馬具の歴史が古くからある英国において、設立当初から馬具業界へ革を供給し、その後一世紀にわたり馬具用革のリーディングカンパニーとして今日に至っている。 馬具用革は騎手の安全を守るために高い耐久性が必要とされます。安全性・品質には定評があり、英国王室や有名騎手が使用するなど数多くの実績があります。堅牢度・品質を最重要視するセジュイック社は英国皮革連盟の 行う厳しい審査基準をクリアし続けています。